商品情報(ProFRAME2 / 3)
ProFRAME2/3

 実務での非線形解析実績豊富! 実務向けでありながら,凄い解析機能!

 ProFRAME2とProFRAME3は、著名な構造物非線形解析プログラム「DRAIN-2DX」と「DRAIN-3DX」(カリフォルニア大学バークレー校 V.Prakash,G.H.Powell らにより開発)に基づいて当社が機能を追加した製品です。DRAIN-2DXとDRAIN-3DXは、米国で広く使われており、実績豊富で信頼性抜群です。


ProFRAME2のご紹介

1.特徴

 ◆ 任意形状の複合断面を簡単にモデル化できます。補強効果の検証や断面形式比較検討などが簡単にできます。断面変更は極めて簡単!断面形式比較検討や補強案比較検討や劣化診断検討に最適!

 ◆ユーザーは断面情報を入力するのみで,非線形特性などに全く意識する必要がない。プログラムは,入力された断面情報に基づき,断面定数と非線形特性を自動的に算定し,こららの特性を構造解析に用います。

 ◆ 断面力と変形は勿論,断面上の任意箇所の応力・ひずみも出力され,設計照査は楽々。

 ◆ 入力はEXCEL形式で,入力データはそのまま報告書用の表になっています。

 ◆ 軽くて,速い!ノートパソコンに入れれば,客先や工事現場や実験現場ですぐ解析ができ,ひび割れ判定・耐力算定または実験シミュレーションを楽にできます。

2.機能

 ◆ 静的非線形解析,非線形地震応答解析,固有値解析

 ◆ 自由自在の載荷機能(静的荷重と動的荷重を組み合わせて与えられます),抜群の収束性                        (例:非線形地震応答解析->ダメージを受けた加振終了時状態での固有値解析->加振終了時状態からの静的載荷解析)

 ◆ ファイバー要素(Fiber),非線形トラス要素,非線形ハリ要素,非線形バネ要素,非線形パネ要素

 ◆ひび割れ開き,ギャップ(gap),ケーブル初期緩み,bond-slip,pull-outなどのモデル化が簡単

 ◆ 地中構造物,橋梁,基礎,建物,・・・。RC構造物,鉄骨構造物,複合構造物。

3.要素と解析種類


■ 要素と非線形モデル
   ◇ ファイバ要素(Fiber Element)
       スチール部材,RC部材,複合部材の断面特性を精度よくモデル化できます。鉄筋の降伏と硬化,コンクリートのひびわれ,圧縮破壊とポスト残留強度をモデル化できます。部材の端部に長さがゼロのファイバーhingeを与えることも可能で,端部におけるbond-slipやpull-outや gapひび割れ開きなどの特性を表現できます。P-δ効果が考慮できます。

 ファイバー要素は軸方向にいくつかのセグメントに分割され,セグメント毎に異なる断面特性を与えることも可能です。各セグメントの断面はいつかの「ファイバー」に分割され,各ファイバーは軸方向の非線形特性が与えられます(右図)。「ファイバー」を使用することによって,PーM相互作用を合理的に評価できます。

   ◇ 非線形トラス要素
     圧縮方向と引張り方向の降伏を表現できます。引張り方向は降伏,圧縮方向は弾性座屈という設定も可能。P−δ効果が考慮できます。

       

   ◇ 非線形ハリ要素(plastic hinge beam element)
     バイリニア軸力変動ハリ要素。非線形ハリ要素は,弾性ハリ,ハリ両端にある塑性hinge と端部剛域から構成されています。両端部または正曲げと負曲げの降伏モーメントが異なるような設定が可能。P-δ効果が考慮できます。

   ◇ 線形パーネル要素
     四角形パネルをモデル化するための線形4節点要素です。パネル要素は伸張,曲げとせん断剛性を持っています。

 

   ◇ 非線形バネ要素(connection element)
       同じ座標を持つ二つの節点を連結する非線形バネ要素(並進方向と回転方向)です。

   ◇ 非線形リンク要素
       プレストレスのあるケーブルや初期緩みのあるケーブルや初期隙間のある支持条件などをモデル化するための要素です。

   ◇ マス要素

 

■ 解析種類
   ◇ 静的非線形解析(節点荷重)
   ◇ 固有値解析(モード解析)
   初期剛性時,解析中の任意中間状態時(剛性低下している任意ステップにおける固有値解析が可能)のモード解析

   ◇ 非線形動的解析
       ・ 加速度入力
       ・ 変位波入力
       ・ 動的力荷重

   ◇ Restart機能(計算途中でストップし,結果を見てから継続解析を実施できます)
   ◇ 自由自在の荷重組み合わせ機能
       例@ 初期剛性で固有値解析―>静的非線形解析―>剛性低下した状態での固有値解析
       例A 自重による静的非線形解析―>固有値解析―>非線形地震応答解析―>固有値解析―>静的非線形解析

 

■ ポスト処理

 ◇ProFRAME2の解析結果を表示するため,高機能なポストプロセッサーが用意されています。OPENGLテクニックを駆使し,高画質のグラフを高速に表示できます。


ProFRAME3のご紹介

 ProFRAME3は2ProFRAME2の3次元版です。解析機能と要素はProFRAME2とほぼ同じです。技術開発者や研究者の基本ツール及びより高度な解析プログラム開発のためのベースプログラムとして大いに役に立つものと思われます。


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